当院について

令和7年度松江市立病院病院指標

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 588 192 208 300 366 604 864 1921 1612 852
令和7年度に当院を退院した患者さん(一般病棟のみ対象)の入院時年齢を年齢階級別に集計しています。
60歳以上の入院患者の割合はおよそ7割で、やや増加傾向にあるものの、前年度並みでした。
当院では、がんセンターを開設しており、ご高齢の方にも安全で安心かつ高度ながん治療の提供ができる体制を整えています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
糖内科(内科)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 32 11.91 13.56 3.13 69.38
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 23 22.57 20.49 34.78 84.43
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 22 14.86 13.42 4.55 82.50
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 19 18.47 16.10 15.79 86.89
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 12 17.50 9.42 33.33 81.75
糖尿病に関連した入院が最も多くなっています。8日間の教育入院のほかに、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群といった高血糖緊急症の治療や、糖尿病関連腎臓病など糖尿病合併症に対する診療を行っています。
また様々な電解質異常に対しても当科で診療を行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 69 9.58 8.76 2.90 75.17
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 47 20.85 20.49 19.15 85.66
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 44 6.57 7.37 0.00 69.73
100380xxxxxxxx 体液量減少症 40 11.28 9.56 10.00 74.92
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 36 11.36 13.42 5.56 77.08
胆管結石、胆管炎は高齢化を反映し、患者数が増加しています。
近年、当院をはじめ健康診断で上部消化管内視鏡検査が広く行われるようになり、早期の胃悪性腫瘍や十二指腸腫瘍の発見頻度が増えています。
当院での診断例のほか、近隣施設からの紹介を受け、積極的に内視鏡的治療に取り組んでいます。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 107 23.14 17.31 6.54 87.02
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 60 5.00 4.12 0.00 73.23
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 46 9.91 9.57 2.17 83.65
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 45 2.98 3.10 4.44 73.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 43 17.47 13.42 11.63 81.63
当科の担当する循環器系の疾患では心房細動などの頻脈性心不全への治療が増加し、心不全、冠動脈疾患も高い割合を維持しています。高齢の患者では入院期間が長くなる傾向が認められます。
入院で多い症例は、①心不全、②狭心症などの冠動脈疾患、③洞機能不全症候群や高度房室ブロックなどの徐脈性不整脈、④心房細動などの頻脈性不整脈となっています。また内科系の一般診療を各科で分担していますが、当科でも腎・尿路の感染症などのよくある疾患の診療が一定の割合を占めています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 107 2.56 2.99 1.87 75.13
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 59 22.64 16.10 10.17 84.42
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 52 2.08 2.02 0.00 56.85
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 32 8.63 7.92 0.00 70.28
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 30 17.07 20.49 30.00 86.57
当科では肺の悪性腫瘍、肺炎の患者数が多いです。当院では肺がんに対して、気管支鏡下生検などによる適切な肺がん組織診断や肺がん遺伝子検査を実施しています。病期を判定し、手術療法や、抗がん剤、放射線療法を行っていますが、これらの治療を行う担当科相互の検討で適切な治療法を決めるようにしています。
脳神経内科(神経内科)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 120 19.11 16.51 13.33 75.37
010060xx99x00x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 9.35 5.69 0.00 70.57
010060xx99x41x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 あり 22 26.91 28.21 36.36 83.18
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 19 17.42 20.49 5.26 83.63
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 19 34.00 16.60 10.53 85.32
脳神経外科と協力して、救急搬送を積極的に受け入れることを基本方針としています。
脳梗塞については、地域連携診療計画書を活用し、急性期病院の役割を果たした後、連携する回復期リハビリ病院への転院による加療の継続を推進しています。
てんかんと髄膜炎の患者も多く診療しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100380xxxxxxxx 体液量減少症 229 3.74 9.56 0.00 2.29
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 93 6.60 6.18 3.23 0.00
100210xxxxxxxx 低血糖症 27 3.04 6.11 0.00 3.74
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 19 3.21 9.42 0.00 5.79
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 19 3.79 6.20 0.00 0.47
今年度は体液量減少症が1位となっていますが、そのうちの多くは気管支炎、肺炎などの呼吸器感染症に伴う脱水が占めており、当科入院患者の実際の疾患概要はほぼ例年通りとなっています。
また低血糖症の患者は全員、脱水に伴うケトン性低血糖の患者となっています。
当科では感染症の入院については常に早期退院を考慮しており、平均在院日数は全国平均を下回っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 50 8.48 9.44 0.00 68.00
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 32 10.53 13.00 0.00 61.91
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし – – 2.60 – –
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし – – 3.49 – –
080090xxxxxxxx 紅斑症 – – 9.86 – –
入院治療を必要とする皮膚の病気の中で多いのは、皮膚感染症、とくにウイルス感染症である帯状疱疹、細菌感染症である蜂巣炎や丹毒です。
そのほか、外傷に分類されますが、蜂刺症によるアナフィラキシーショック、まむし咬傷なども入院して治療を行います。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 76 4.16 4.56 0.00 70.14
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 69 8.01 7.05 4.35 71.10
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 50 5.40 5.36 0.00 41.32
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 31 13.74 14.80 0.00 73.23
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 28 5.71 6.00 0.00 61.57
術後早期回復、痛みの軽減など生活の質向上のため、癌手術を含め腹腔鏡手術を進めています。また術後リハビリ、栄養指導、薬剤説明など他職種によるチーム医療を推進中です。
ほとんどの疾患で、クリニカルパスを用いて、患者さんにわかりやすい医療の提供と医療の標準化を目指しています。
※クリニカルパスとは、治療や検査の標準的な経過を説明するため、入院中の予定を時系列にまとめた計画書です。入院の際、患者さんにお渡しします。医療の標準化やチーム医療の実践を目指したものです。
乳腺外科(外科)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 26 9.42 9.76 0.00 66.19
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 17 7.29 5.44 0.00 60.06
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1 なし 13 7.54 7.85 0.00 55.08
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり – – 3.40 – –
090010xx99x9xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 9あり – – 4.75 – –
当科は、乳腺、甲状腺、副甲状腺の手術をする診療科です。
抗がん剤の初回投与日は、重篤な副作用が出現しないかどうかチェック等するため、入院で行っています。
根拠に基づいた安全かつ有効な治療を提供できるよう努めています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2 なし 10 13.70 9.75 0.00 76.30
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 – – 2.57 – –
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし – – 9.44 – –
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし – – 10.25 – –
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし – – 5.12 – –
当院では、下肢静脈瘤、腹部大動脈瘤等、末梢血管疾患を中心に診療しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 51 11.18 9.62 5.88 80.37
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 34 11.15 7.84 8.82 72.62
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 21 18.67 16.51 23.81 72.52
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 14 23.29 21.85 57.14 74.21
010230xx99x30x てんかん 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 13 8.85 12.01 7.69 53.08
・ 頭蓋内損傷_高齢者の室内での転倒による頭蓋内損傷が年々増加しています。脳梗塞や心疾患に対する抗凝固薬や抗血小板薬服用の患者さんが多いのも特徴です。
・慢性硬膜下血種_高齢者の軽微な頭蓋内損傷受傷1〜2か月後に、慢性硬膜下血腫を合併される方も、高齢者では増加しています。
・一次脳卒中センターコアとなり、脳梗塞の急性期が増えており、tPA静注療法や経皮的脳血栓回収術を積極的に行っています。脳梗塞の原因として頚動脈高度狭窄が問題となる場合に経皮的頚動脈ステント術を行っており、増加傾向となっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 131 27.08 24.75 59.54 84.13
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 90 22.83 18.99 40.00 81.74
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 34 5.82 5.86 0.00 62.76
160760xx02xxxx 前腕の骨折 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿等 28 3.39 3.07 0.00 46.93
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 27 31.81 18.15 7.41 54.67
大腿骨近位部の骨折、脊椎の圧迫骨折など、高齢者の外傷による入院が多くなっています。
また、転倒による前腕や手関節部骨折の入院も多くなっています。
大腿骨近位部の骨折、手関節部の骨折による入院では、手術を要することがほとんどです。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 13 10.62 13.00 0.00 80.38
070520xx97xxxx リンパ節、リンパ管の疾患 手術あり 12 4.08 7.70 0.00 61.17
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし – – 2.68 – –
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1 なし – – 4.67 – –
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし – – 6.76 – –
眼瞼下垂手術、皮膚良悪性腫瘍などの治療を行っています。
また日帰り手術で、鼻骨々折、皮膚腫瘍、陥入爪手術も行っています。

産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 48 6.27 5.90 0.00 44.81
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 40 6.10 6.01 0.00 47.98
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 39 7.95 7.74 0.00 72.38
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 35 2.97 2.90 0.00 43.97
120010xx99x30x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 31 4.97 3.99 0.00 50.71
・過多月経などの症状の強いものや、著しく大きくなった子宮筋腫に対しては腹腔鏡下あるいは開腹により筋腫核出術や子宮全摘出を行っています。子宮全摘出の場合、ロボット支援手術や経腟腹腔鏡(お腹にまったく傷がつかない手術)も行っています。
・卵巣の良性腫瘍は内膜症性のう胞や皮様のう腫がほとんどで、腹腔鏡下で腫瘍の摘出を行っています。症例によっては、経腟腹腔鏡(お腹にまったく傷がつかない手術)も行っています。
・骨盤臓器脱(子宮脱や膀胱瘤など)に対して、腹腔鏡やロボット支援下の仙骨腟固定術を行っています。従来の術式(腟式子宮全摘および腟壁形成術)に比べて、再発が少ない手術です。
・子宮頚癌の初期病変(HSIL)に対しては円錐切除術が行われ、妊娠・出産することも可能です。
・子宮内膜ポリープに対しては子宮鏡を用いてポリープ切除を行っています。身体に負担が少なく,手術の翌日には退院できます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 108 2.28 2.45 0.00 71.79
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 50 8.04 6.79 0.00 79.88
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし 42 5.57 7.14 0.00 83.05
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 39 12.74 10.98 0.00 69.95
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 28 14.43 13.42 3.57 76.82
入院で最も多い症例は、前立腺癌の確定診断のための組織生検を行った症例です。クリニカルパスを用いた場合、基本的に1泊2日の入院日程となっています。
2番目に多い症例は、膀胱腫瘍に対する加療目的に経尿道的膀胱腫瘍切除術(内視鏡手術)を行った症例です。5-アミノレブリン酸という薬剤を使用して、通常の膀胱鏡観察では見落としやすい病変も明らかにする、光線力学診断補助下に手術を行っています。
3番目に多い症例は、腎臓から膀胱への尿流を確保するために尿管ステントを留置する症例や、既に尿管ステントを留置されている症例に対して、交換目的などで加療を行った症例です。
4番目に多い症例は、前立腺癌に対する加療目的にロボット支援下前立腺全摘除術を行った症例です。ロボット支援下手術により、低侵襲で体にやさしい手術を実現しています。
5番目に多い症例は、腎盂腎炎などの尿路感染症に対する加療症例です。抗生剤による治療に加え、適応があれば尿管ステント留置などの感染尿ドレナージを行います。
※クリニカルパスとは、治療や検査の標準的な経過を説明するため、入院中の予定を時系列にまとめた計画書です。入院の際、患者さんにお渡しします。医療の標準化やチーム医療の実践を目指したものです。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 25 5.08 5.74 0.00 56.96
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 22 7.36 7.32 0.00 22.05
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 20 9.25 8.46 0.00 63.45
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 20 4.75 5.60 0.00 41.60
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 14 4.21 4.67 7.14 63.79
慢性副鼻腔炎は保存的治療で改善が見込めない場合に内視鏡下での手術を行っており、近年では難病に指定される好酸球性副鼻腔炎の割合が多くなっています。
扁桃、アデノイドの慢性疾患に対しての手術は反復性扁桃炎に対するものの他、睡眠時無呼吸症候群の治療として施行します。特に小児の睡眠時無呼吸症候群では、口蓋扁桃、アデノイドを切除することで著名な改善が認められます。
顔面神経麻痺や突発性難聴などの神経疾患は外来通院、内服薬での治療も行いますが、特に症状が強い場合には入院点滴治療を行っています。前庭機能障害はめまいのため動くことができない、嘔吐がひどく飲食できないなどの重症例の場合に入院加療を行います。
扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎などはのどの急性炎症で、痛みのために飲食できない、のどの腫れによって気道が狭くなり窒息の危険性がある場合などは入院の上加療を要します。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 222 2.57 2.47 0.00 76.38
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 – – 4.39 – –
020220xx01xxx0 緑内障 緑内障手術 濾過手術 片眼 – – 8.26 – –
020250xx97xxxx 結膜の障害 その他の手術あり – – 2.75 – –
– – – – – – –
主として片眼ずつ入院白内障手術を行っています。また、緑内障手術も行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2 なし 58 13.93 9.75 1.72 74.22
040150xx97x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2 なし 11 36.45 27.90 9.09 63.27
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 11.91 9.44 0.00 44.09
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし – – 9.54 – –
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし – – 11.42 – –
呼吸器外科は令和5年度に新設されました。
その後症例実績を重ね、「肺の悪性腫瘍手術」を中心に気胸および膿胸手術を幅広く実施しています。
加えて胸部外傷を来した救急疾患入院を多く受け入れています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 34 – – 21 28 35 1 8
大腸癌 17 14 33 26 12 34 1 8
乳癌 17 32 – 12 – 18 1 8
肺癌 78 25 33 46 99 58 1 8
肝癌 – – – – – 19 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大がんとは、発症症例数が多いとされる胃がん、大腸がん、肝臓がん、肺がん、乳がんのことをいいます。
UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類では、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価してStage分類を行います。令和7年度の初発患者ではいずれもStageⅠ又はStageⅣの患者数が多く、全体では肺がん、大腸がん、胃がんの患者数が多くなっています。また当院では、5大がん以外にも幅広いがん治療を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 39 7.21 54.49
中等症 121 17.63 81.52
重症 30 20.30 85.00
超重症 12 25.75 87.00
不明 – – –
肺炎の重症の程度では、高齢で低酸素症を伴う、または脱水症を伴うような中等症の入院が多いのが現状です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 255 21.02 76.72 18.05
その他 11 38.36 74.36 1.13
脳梗塞は発症日から3日以内の早期の症例が多くを占めています。地域性から高齢者が多く、平均年齢が高いことが特徴です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 50 1.84 8.94 0.00 77.98
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 38 1.89 7.05 5.26 72.92
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 等 33 1.00 4.91 0.00 70.42
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) 32 15.25 18.13 37.50 84.88
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) 26 1.58 9.54 3.85 74.62
胆道疾患(胆管結石や腫瘍による閉塞性黄疸)に対する内視鏡的治療(乳頭括約筋切開術、胆道ステント留置による減黄術)が増加しており、上位を占めています。健康診断における内視鏡件数の増加に伴い、今後も早期胃癌の発見機会は増えると予想されます。

当科では胃癌、大腸癌、膵癌、胆管癌、肝癌などの幅広い癌腫に対して化学療法を実施しています。また、消化器疾患の特性上、経口摂取不良や栄養の低下している患者も多くおられます。化学療法の投与ルート確保(FOLFOX療法など長時間の持続静注を要するものが頻用されている)やTPN(中心静脈栄養)による栄養管理のために、中心静脈植込型カテーテル設置の件数が多かったものと考えられます。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 等 38 3.39 3.50 0.00 72.37
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 等 31 3.32 10.81 3.23 84.42
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 等 30 2.50 3.10 0.00 73.70
K597-2 ペースメーカー交換術 等 23 2.61 7.04 4.35 85.48
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 等 20 1.60 2.75 0.00 73.40
当科が実施している主な手術的治療は以下の3つで、心房細動などの頻脈性不整脈への治療は増加傾向にあり、冠動脈疾患や徐脈性不整脈への治療も高い割合を維持しています。
①狭心症などの冠動脈疾患への治療(経皮的冠動脈ステント留置術、経皮的冠動脈形成術)
②心房細動などの頻脈性不整脈への治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)
③洞機能不全症候群や高度房室ブロックなどの徐脈性不整脈への治療(ペースメーカー移植術、ペースメーカー交換術)
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) 等 14 6.93 12.36 0.00 73.43
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) 13 26.31 20.69 53.85 79.77
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 等 – – – – –
K6151 気管支動脈塞栓術(止血) 等 – – – – –
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) – – – – –
昨年度と同様に、ご高齢で摂食不良のため、点滴による栄養管理として植込型カテーテルを設置する症例が多い状況です。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 84 1.01 5.83 3.57 69.86
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 等 51 0.16 4.22 0.00 40.63
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 等 47 1.00 2.04 0.00 68.62
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 等 31 2.29 12.58 0.00 73.45
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) 等 14 0.93 5.71 0.00 67.79
胆石、虫垂炎は第一選択を腹腔鏡手術としており、急性胆嚢炎も適応としています。
胃癌、大腸癌に対しても腹腔鏡下手術を導入しています。
乳腺外科(外科)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 19 1.00 7.11 0.00 69.32
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 16 1.00 5.25 0.00 59.13
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わない) – – – – –
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) – – – – –
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) – – – – –
当科における乳癌の入院期間は、約1週間です。早期の社会復帰ができるように努めています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 43 0.65 10.70 6.98 80.91
K178-4 経皮的脳血栓回収術 19 0.26 26.16 42.11 77.53
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 15 8.93 7.67 13.33 73.93
K1781 脳血管内手術(1箇所) 等 12 1.75 9.67 16.67 65.42
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 等 10 3.60 20.80 20.00 55.50
・慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術_高齢者人口の増加により、増加傾向が続いています。
・経皮的脳血栓回収術が必要な脳梗塞の症例を救急搬送される場合が多くなり、増加しました。
・キャスパーステントの治療成績が良好なことが分かり、当院でも内頚動脈高度狭窄に対して積極的に頚動脈ステント留置術を行っています。
・脳血管内手術_脳ドックや頭痛などに対して、MRIが施行される機会が増え、未破裂脳動脈瘤に対して治療を行っています。ステントアシストコイル塞栓術で治療の可能性が向上しました。脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血に対して血管内手術を第一にしたことも要因です。
・頭蓋内腫瘍摘出術_CTやMRIなどの画像診断を受ける機会が増え、無症候性の良性腫瘍が発見されることが増えています。この場合でも、増大が認められれば手術を行いますので、増加傾向です。また、転移性脳腫瘍に対してもADLの改善や予後の改善が期待できれば積極的に手術を行っています。最近、癌に対する化学療法の有効性が高く、転移性脳腫瘍が予後を左右する症例が増えてきたためです。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 102 3.94 20.60 43.14 76.61
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 72 3.32 11.79 8.33 59.11
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 60 6.65 22.58 66.67 83.77
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 等 46 1.00 1.89 0.00 52.37
K0821 人工関節置換術(膝) 等 26 1.23 28.81 3.85 74.00
外傷に対して行う手術が最も多く、大腿骨骨折に対する骨折観血的手術(骨接合術)や、大腿骨近位部骨折の一部に行われる人工骨頭置換術を行っています。高齢者の患者さんが多く、リハビリが長期にわたることから、リハビリができる病院への転院をお願いしているため、転院率が高くなっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K628 リンパ管吻合術 等 12 0.42 2.67 0.00 61.17
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) – – – – –
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) – – – – –
K0151 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25cm2未満) – – – – –
K0101 瘢痕拘縮形成手術(顔面) – – – – –
眼瞼下垂手術、陥入爪、皮膚良悪性腫瘍、褥瘡、顔面骨々折、乳房再建などの手術を行っています。
他科と合同で手術をすることもあります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 等 41 1.10 4.00 0.00 47.71
K867 子宮頸部(腟部)切除術 等 34 0.94 1.03 0.00 44.32
K865-2 腹腔鏡下仙骨腟固定術(内視鏡手術用支援機器使用) 等 34 1.00 6.00 0.00 70.97
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器使用) 等 32 1.31 4.63 0.00 49.22
K872-31 子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用) 等 32 0.97 1.19 0.00 41.22
・卵巣や卵管の良性腫瘍では、腹腔鏡下に腫瘍摘出術を行っています。疾患としては卵巣皮様のう腫や内膜症性のう胞が多く、異所性妊娠や卵巣腫瘍茎捻転などの緊急を要する手術もあります。症例によっては、経腟腹腔鏡(お腹にまったく傷がつかない手術)も行っています。
・子宮内膜ポリープや有茎粘膜下筋腫に対しては子宮鏡を用いて切除を行っています。身体に負担が少なく手術の翌日には退院できます。
・子宮筋腫などの良性腫瘍では腹腔鏡や手術支援ロボットを用いて子宮摘出術を行う例が大半となりました。一部の症例では、経腟腹腔鏡(お腹にまったく傷がつかない手術)も行っています。
・骨盤臓器脱(子宮脱や膀胱瘤など)に対して、腹腔鏡やロボット支援下の仙骨腟固定術を行っています。従来の術式(腟式子宮全摘および腟壁形成術)に比べて、再発が少ない手術です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 72 0.85 4.86 0.00 80.33
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 64 1.72 5.45 0.00 77.06
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 39 1.15 10.59 0.00 69.95
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) 14 4.36 14.14 0.00 76.64
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 14 1.79 7.29 0.00 72.50
最も件数の多い手術は経尿道的尿管ステント留置術であり、尿管を閉塞させる疾患に対して尿流を確保するために行う手術です。緊急で行うことも多く、例えば結石性腎盂腎炎に対して緊急処置として行い、尿流を確保するとともに感染尿をすみやかに排出させます。尚この手術件数は、既に尿管ステントが留置されている症例のステント交換も含んでいます。入院症例としても3番目に多い疾患です。
2番目は膀胱腫瘍に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術(内視鏡手術)であり、入院症例としても2番目に多い疾患です。
3番目は前立腺癌に対するロボット支援下前立腺全摘徐術であり、入院症例としても4番目に多い疾患です。腹腔鏡手術を手術支援ロボットを使用して遠隔操作で行います。低侵襲で体にやさしい手術です。
4番目は中心静脈ポート植え込み術です。中心静脈へカテーテルを留置して、カテーテルに接続されたポートを上腕皮下に植え込みます。このポートへ穿刺することにより、悪性腫瘍に対する抗癌剤や免疫チェックポイント阻害薬を安全、確実に点滴します。
5番目は前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺切除術(内視鏡手術)であり、前立腺肥大症に対する手術として最も普及している手術法です。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 24 0.96 5.54 0.00 20.63
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 15 0.93 3.07 0.00 63.33
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 – – – – –
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) – – – – –
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) – – – – –
口蓋扁桃手術は、慢性扁桃炎や扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を繰り返した場合、扁桃の炎症によって腎臓など他の臓器に影響を及ぼしていると考えられる場合、また扁桃肥大によって睡眠時無呼吸症候群などを生じている場合に行っています。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術は、慢性副鼻腔炎に対する手術です。以前のような歯齦部より切開して病的粘膜を除去する手術は数少なくなり、内視鏡下手術が主流となっています。当院ではナビゲーションシステムも導入し、より安全に手術を行うことを心がけています。
耳下腺腫瘍など顔面神経障害のリスクがある手術は、神経刺激装置を使用してモニタリングを行い、神経損傷を来さないよう細心の注意を払って手術を施行しています。
また薬物療法や下甲介粘膜レーザー焼灼術でのコントロールが不良な重症のアレルギー性鼻炎に対しては、内視鏡操作による経鼻的翼突管神経切除術を施行しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 等 220 0.57 1.00 0.00 76.24
K2682イ 緑内障手術(流出路再建術)(眼内法) – – – – –
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) – – – – –
K2683 緑内障手術(濾過手術) – – – – –
K224 翼状片手術(弁の移植を要する) – – – – –
主として片眼ずつ入院白内障手術を行っています。また、緑内障手術も行っています。
麻酔科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) 等 21 25.43 61.81 4.76 80.10
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 11 27.82 20.73 0.00 72.45
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) – – – – –
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 – – – – –
K508-21 気管・気管支ステント留置術(硬性鏡) – – – – –
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 – –
異なる – –
180010 敗血症 同一 18 0.24
異なる 11 0.15
180035 その他の真菌感染症 同一 – –
異なる – –
180040 手術・処置等の合併症 同一 23 0.31
異なる – –
DPCコードにて分類される包括請求の対象となる病名(DPC病名)と、入院のきっかけとなった病名(入院契機病名)が「同一」か「異なる」かに分けて集計しています。「同一」とはある病気の診療目的で入院し、その病気の治療を行ったことを表し、「異なる」とはある病気の診療目的で入院したが、他の病気が併発していた、もしくは入院中に違う病気が発症したことにより、その治療が主になってしまった場合を表しています。
手術・処置などの合併症にあたる症例としては、手術後に手術創に感染が起こってしまう術後感染症などがあります。手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意を払って施行していますが、どうしても一定の確率で起こり得ます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
848 752 88.68%
肺血栓塞栓症は、下肢や腹部でできた血の塊(血栓)が肺動脈に詰まる疾患で、大きな手術後やベッド上安静を長くしている場合に起こりやすいとされます。
この予防方法には、弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置の使用、抗凝固薬(血液凝固を抑える薬剤)療法があり、発症のリスクレベルに応じた予防対策の実施が推奨されています。
当院の実施率は、前年度と比較して約10ポイント上昇しました。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1879 1596 84.94%
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行い、原因となる細菌を調べることは望ましい行為とされています。
その血液培養検査では、1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上の検体採取が推奨されています。
本指標は、血液培養を行う際に2セット以上の検査が実施された割合を示しています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
255 241 94.51%
近年、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められています。
その鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
98552 323 3.28‰
病院におけるインシデント・アクシデント事例の中で、転倒・転落件数は少なくありません。本指標は入院患者さんで転倒・転落が発生した比率を示しています。
意識レベルや体のバランス機能等、集計の対象となった患者さんの状態等による影響も大きい数値です。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
98552 17 0.17‰
インシデント影響度分類は傷害の継続性と障害の程度により事例を7段階に分類するもので、手術や入院日数の延長などの濃厚な処置や治療を要したレベルを3bとしています。
本指標は入院患者さんで、転倒・転落によって3b以上の傷害が発生した割合を示しています。
当院の発生率は昨年度より約0.1ポイント改善しました。傷害に至らなかった事例とあわせて分析することで、より効果的な転倒・転落の予防策につながります。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1483 1479 99.73%
現在は細菌感染を起こしていないが、手術後の手術部位の感染発生をできるだけ予防するために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。感染発生を防ぐことで、入院日数の延長や医療費の増大を抑制できると考えられます。
昨年度の当院で実施した全身麻酔手術では、ほとんどのケースで抗菌薬の事前投与が行われました。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
95672 57 0.06%
褥瘡(じょくそう)は低栄養や一定の体の向きしか取れない患者さんが、長時間安静にしていた場合などにできます。
患者さんのQOLの低下や感染発生による入院の長期化につながるため、褥瘡予防対策は医療・看護ケアの重要な項目の一つとなっています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
4884 4510 92.34%
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮や予後改善につながるとされています。
当院の実施割合は、昨年度より約10ポイント上昇しました。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
98552 9454 9.59%
身体的拘束とは、患者さんの身体または衣服に触れる何らかの用具を使用して、一時的に身体を拘束して行動を制限することをいいます。制限の程度が強く、二次的な身体的障害が発生する可能性もあるため、やむを得ない場合に限るよう努めることとされています。
更新履歴
2026年9月30日