ボトックス外来(ボツリヌス療法)について
顔面けいれんに対するボツリヌス療法
顔面けいれんは、顔の片側の筋肉が、自分の意志とは関係なくピクピクとけいれんする病気です。片側の目の周りの筋肉のけいれんから始まり、徐々に症状が進行して、口周りの筋肉などもけいれんを起こすようになってきます。また、重篤になると目が開けられなくなったりすることもあります。
原因として、顔面神経の根元が血管などによって圧迫されることで生じることが多いといわれています。
治療としては、①薬物療法、②ボツリヌス療法、③手術があげられ、軽症例であれば経過観察や薬物治療で経過を診て、症状が悪化してきたところで、ボツリヌス療法や手術(開頭術)を行うことが多いです。
手術の場合、治療は1回で、約90%で永続的効果が期待できますが、合併症(聴力障害やふらつき、耳鳴りなど)の可能性が数パーセントあり、全身麻酔も必要となります。
これに対してボツリヌス療法は、1回の治療効果が3~4ヶ月しか続かないため、繰り返し治療を行う必要はありますが、麻酔が不要なため外来で行え、重篤な合併症もなく、約90%の方で満足のいく結果が得られています。
眼瞼けいれんに対するボツリヌス療法
眼瞼けいれんは、目の周囲の筋肉が、自分の意思とは関係なくピクピクとけいれんする病気です。初期には、瞼がピクピク動く、まばたきが多くなる、光をまぶしく感じるといった症状で発症し、徐々に悪化すると、目を開けられなくなったりすることもあります。
原因は明らかになっていませんが、向精神薬や睡眠薬などの影響で起こすこともあるようです。
治療としては、従来は有効な治療がありませんでしたが、ボツリヌス療法であれば、3~6ヶ月程度で治療を繰り返す必要はありますが、約90%の方で満足のいく結果が得られています。
その他に対するボツリヌス療法
脳卒中や頭部外傷、脊髄損傷、脳性まひ等による痙縮や痙性斜頚などにも治療適応があります。ボツリヌス療法では、拘縮や痛みなどの原因となっている筋肉を特定し、この筋肉の緊張を低下させることで、拘縮予防や痛みの緩和など、日常生活の改善やリハビリテーションを行いやすくするなどの効果が得られています。
| 診察日・時間 | 毎週火曜日 12時〜13時 |
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| 担当診療科 | 脳神経外科 |
外来診療⽇程表
| 診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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| 62 | 午後 | − | ボトックス等 12:00~13:00 中川史生(初) 阿武雄一(再) | − | − | − |