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妊娠期に摂りたい栄養素

妊娠期には、胎児の発育のために積極的に摂りたい栄養素があります。

摂りたい栄養素

葉酸

妊娠期3ヶ月前までに食品や栄養補助食品から葉酸を摂取(妊娠期240μg/日)することで、胎児の二分脊椎や神経管閉鎖障害の発症リスクを下げることが出来ます。

葉酸が多く含まれている食品はブロッコリー(210μg/100g)ほうれん草(210μg/100g)ですが、妊娠中期以降の過剰摂取は小児喘息や湿疹を引き起こすとも言われているので、量をみながら摂取しましょう。

鉄分

妊娠による体内の血液循環量の増加や、胎児・胎盤での消費量の増加のため、妊婦は貧血になりやすいです。妊娠早期の鉄欠乏性貧血は、低出生体重児の一因とも言われています。妊娠中は、普段よりも多めに鉄分を摂りましょう。

鉄分の含まれている食品

  • 肉類 豚レバー、牛モモなど
  • 野菜 ひじき、大豆、小松菜、切り干し大根など

野菜に含まれる鉄分を摂取する場は、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂取すると吸収が良くなります。

気をつけた方が良い栄養素と食品

ビタミンA

過量のビタミンAの摂取は、胎児の奇形をもたらすことがあります。レバーやウナギ等のビタミンAを多く含む食品やサプリメントの摂取には気をつけましょう。

お酒

妊婦がアルコールを摂取すると、胎盤を通過し、胎児へ移行します。アルコールを摂取する事で、発育不全や多様な奇形を伴う先天異常児が産まれることがあります。お酒は飲まないようにしましょう。

カフェイン

コーヒーなどのカフェインを含むものは、1日1、2杯(200mg)ぐらいなら問題ありません。ただ、カフェインは鉄分の吸収を阻害するので飲む場合は食事に影響しない時間に飲みましょう。

魚介類

魚には、良質なタンパク質や、生活習慣病の予防や脳の発育に効果があるEPA、DHA等の不飽和脂肪酸を多く含んでいます。しかし、魚には食物連鎖によって水銀が取り込まれるため、偏ったたべかたをすることで、胎児に影響を与える可能性が指摘されています。金目鯛や本マグロ、メバチマグロなどは、週に切り身1切れ程度(80g)にとどめるなど、魚の種類と量を考えて食べる必要があります。