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母乳育児のすすめ

乳房の準備について

赤ちゃんは、本能的に生まれてすぐに、乳頭を探して吸い付こうとします。赤ちゃんが、うまく吸えるように、妊娠中からケアを行います。

乳頭の形や大きさによってお手入れの方法が変わるので、自分の形をみてみましょう

(図参照)

  • 正常乳頭
  • 扁平乳頭
  • 陥没乳頭
  • 裂状乳頭
  • 巨大乳頭
  • 短小乳頭

乳首の手入れ方法について

やわらかく、よく伸びる乳頭を目指し、臨月に入った36週頃から、乳頭の手入れを始めます。また、乳房や乳首の圧迫を避けるため、ワイヤー入りブラジャーなどはやめます。入浴時は、石鹸を使い過ぎると乾燥するので、ぬるま湯で乳首を優しく洗って清潔にします。

24週頃からの乳首マッサージの手順

  1. 乳首の周り(乳輪)を、円を描くように軽くなでます。
  2. 親指、人差し指、中指の3本で乳首を上下にはさんでつまみ出す。3~10秒かけて少しずつ圧を加えながら圧迫します。一方向だけでなく様々な方向からまんべんなくつまみます。
  3. 乳首をひねったり、つまんだり、つまんだ親指と人差し指をずらすようにします。ゆっくり痛くない程度から始めて、圧迫刺激に慣れるようにします。

36週頃からの乳管開通マッサージの手順

  1. 乳房全体を手の平でつかんで、底の部分からはがすように上下左右360度まわします。
  2. 乳頭の周り(乳輪)を、円を描くように軽くなでます。
  3. 親指、人差し指、中指の3本で乳頭を上下にはさんでつまみ出します。3~10秒かけて少しずつ圧を加えながら圧迫します。一方向だけでなく様々な方向からまんべんなくつまみます。
  4. 乳頭をひねったり、つまんだり、つまんだ親指と人差し指をずらすようにします。ゆっくり痛くない程度から始めて、圧迫刺激に慣れるようにします。
  5. 左右の指先で乳頭をつまむと、乳かすが少し出ることがあります。乳かすは、やさしくふきとっておきましょう。

赤ちゃんが生まれたら

  • できるだけ早くおっぱいをあげましょう。(お手伝いします)
  • できれば、出生直後から母子同室にしましょう。
  • 出産後24時間以内に8回以上のませましょう。
  • お母さんの休息も大切なので、赤ちゃんが寝ているときに休みましょう。

授乳の姿勢

授乳中は、赤ちゃんの体重を支えながらリラックスした状態でできるように授乳クッションや枕などを活用します。お母さんと赤ちゃんがしっかりと密着して、お腹とお腹が向き合うように抱っこします。おっぱいをくわえた時に、赤ちゃんのあごをお母さんのおっぱいにくっつけ、鼻が押しつぶされないようにします。また赤ちゃんが、乳首の先端部分だけを吸うと、皮膚が傷ついて痛いばかりで母乳の分泌につながらないので、乳輪が隠れるくらいまでしっかり深くくわえさせることがポイントです。

  1. 横抱き
  2. フットボール抱き
  3. たて抱き

ゲップの方法

赤ちゃんの胃袋は、大人のように入り口がすぼんだ形をしていないため、おっぱいやミルクを飲んだ後に寝かせると飲んだものが口から流れ出てきます。それを防ぐために飲んだ後はゲップをさせてあげましょう。

  1. 赤ちゃんを縦に抱っこして、背中がまっすぐになるようにすることがポイントです。
  2. 赤ちゃんの背中の真ん中あたりを軽くぽんぽんと手でたたくか、下から上にさすってあげます。
  3. 5〜10分程度でゲップが出なければ、赤ちゃんの顔を横にして寝かせます。