診療科・部門・センター

産婦人科

産婦人科の紹介

5人の産婦人科医により、周産期、婦人科腫瘍、女性医学といった各分野において専門性をいかした高いレベルでの診療を心がけています。

手術はほぼ毎日行っており、婦人科手術の8割以上は低侵襲な腹腔鏡手術やロボット支援手術となっています。

従来の腹腔鏡手術よりもさらに低侵襲な、経腟腹腔鏡手術(vNOTES:transvaginal Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgery)も積極的に行っています。おなかに傷が残らないため、術後の痛みが少なく、より早く日常生活に戻れます。

また、骨盤臓器脱(子宮脱など)に対しては、従来の腟式子宮全摘出術+腟壁形成術の他に、より根治性の高い術式として腹腔鏡下あるいはロボット支援下での仙骨腟固定術を実施しています。

お知らせ

  • 2023年から、vNOTES(transvaginal Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgery)という、おなかに傷のつかない腹腔鏡手術を開始しました。従来の腹腔鏡手術と違い、おなかではなく腟から内視鏡手術をしますので、術後の腹痛が少ないのが特徴です。子宮筋腫や卵巣腫瘍などで行っています。
    すべての患者さんに向いている手術ではないので、詳しくは担当医にお聞きください。
  • 2022年から、骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱脱)に対して、「腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)」を行っています。従来の治療法に比べて再発率が少ないことが特徴です。
  • 2023年からはDaVinciを用いた「ロボット支援下仙骨腟固定術(RSC)」も行っています。

診療内容

4D超音波診断装置

胎児の状態を立体画像でリアルタイムに観察することができます。

腹腔鏡手術

子宮外妊娠、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、骨盤臓器脱、不妊症の腹腔内精査などの手術を積極的に腹腔鏡下で行っています。開腹手術に比べて術後の回復が早く、美容的にも優れているなどの利点があります。疾患によっては経腟腹腔鏡手術(vNOTES)を行っています。

子宮筋腫では、腹腔鏡下筋腫核出術を積極的に行って、子宮温存希望の患者さんの要望にお応えしています。

ロボット支援手術

当院にはDaVinciXサージカルシステムが導入されており、子宮筋腫などの良性子宮腫瘍に対してロボット支援下腟式子宮全摘出術(RASH)を行っています。また、骨盤臓器脱に対しては、従来術式に比べて根治性の高いロボット支援下仙骨腟固定術(RSC)を行っています。いずれも腹腔鏡手術に比べてより精密な手術が可能となります。

子宮鏡手術(経頸管的切除術、TCR)

子宮鏡(レゼクトスコープ)による子宮内膜ポリープ切除や、粘膜下筋腫核出術は痛みもほとんどなく3日の入院で可能です。

婦人科がん手術

近年、若年者の子宮頸がん症例が急増しています。前がん病変(子宮頸部上皮内腫瘍、CIN)のうち、治療が必要なものに対しては円錐切除術を行っています。

浸潤がんに対しては、広汎子宮全摘出術や準広汎子宮全摘出術などの手術療法を行っています。

初期の子宮体がんに関しては、低侵襲な腹腔鏡手術やロボット支援手術が保険診療で可能です。

卵巣がん、特に進行がんでは残存腫瘍径を1cm以下に縮小することによって有意に予後が改善することが知られており、腎静脈以下の傍大動脈リンパ節郭清と腫瘍減量術を行っています。

当科はJGOG(婦人科悪性腫瘍研究機構)、SGSG(三海婦人科スタディーグループ)に所属し、よりよい婦人科がん治療を目指して全国規模の臨床研究に参加しています。

遺伝性腫瘍

新規治療薬のコンパニオン診断との関係から、遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)やLynch症候群が注目されるようになっています。当院は日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)の連携施設に認定されており、ゲノム診療科と連携しながら積極的に遺伝子関連検査やサーベイランスを行っています。

当院でお産をされる方へ

「安心」「安全」「明るいお産」をモットーに、産婦人科医師、小児科医師、助産師だけではなく、栄養士、耳鼻科医師など多職種でお母さんと赤ちゃんの妊娠・出産・子育てのお手伝いをしています。

科内専門外来

担当医師の紹介

参与
入江 隆 いりえ たかし
専門分野
婦人科腫瘍、更年期医療
資格
日本産科婦人科学会・産婦人科専門医・指導医
日本臨床細胞学会・細胞診専門医
母体保護法指定医
緩和ケア研修会修了
鳥取大学医学部臨床教授
科長
大石 徹郎 おおいし てつろう
専門分野
婦人科腫瘍
資格
日本産科婦人科学会・産婦人科専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会・婦人科腫瘍専門医・指導医
日本遺伝性腫瘍学会・遺伝性腫瘍専門医
日本臨床細胞学会・細胞診専門医・教育研修指導医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
母体保護法指定医
緩和ケア研修会修了
鳥取大学医学部臨床教授
高橋 正国 たかはし まさくに
専門分野
婦人科腫瘍
資格
日本産科婦人科学会・産婦人科専門医
日本臨床細胞学会・細胞診専門医
母体保護法指定医
緩和ケア研修会修了
田代 稚恵 たしろ わかえ
専門分野
婦人科腫瘍
資格
日本産科婦人科学会・産婦人科専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会・認定技術認定医
日本臨床細胞学会・細胞診専門医
母体保護法指定医
緩和ケア研修会修了
藤岡 里奈 ふじおか りな
資格
緩和ケア研修会修了

外来診療⽇程表

<用語>

(初:初診、(再:再診、【専外】:専門外来
※(初)(再)の記載がない場合は、初診・再診の両方を診療します。

診察室月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
45午前大石徹郎(初)田代稚恵(初)各医師交替(初)高橋正国(初)藤岡里奈(初)
46午前高橋正国(再)入江隆(再)入江隆(再)大石徹郎(再)田代稚恵(再)
午後13時〜14時
各医師交替
(産後健診)
47午前藤岡里奈
(妊婦健診)
高橋正国
(妊婦健診)
各医師交替
(妊婦健診)
田代稚恵
(妊婦健診)
大石徹郎
(妊婦健診)

診療実績

分娩数実績

(件)
項目R2年度R3年度R4年度R5年度R6年度
分娩数208194178179167

手術実績

(件)
項目R2年度R3年度R4年度R5年度R6年度
産婦人科手術(産科手術除く)316311280317310
うち悪性腫瘍手術(円錐切除術含む)7673557368
うち腹腔鏡下手術136160141179192