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メディエーターチーム

入院時重症患者対応メディエーターについて

当院では、急性心筋梗塞、脳卒中、外傷など突然発症した病態により搬送される患者さんが多く、ご家族は精神的に不安定で医療者の説明による治療方針やその内容の理解が困難な状況にあります。そして、ご家族は患者さんのおかれた環境の突然の変化に戸惑うとともに大きな不安と悲しみに直面しています。入院時重症患者対応メディエーターは、このような状況におかれたご家族に初期から寄り添い、時間や治療に追われる医療者の間に入って、丁寧にその不安や疑問を受け止め医療者に繋いで解決していくこと、関係者全員が十分に納得のいく形で入院治療を継続できるように調整することが求められています。

メディエーターの条件は、患者さんの治療に直接かかわらない専任の担当者が、患者さんの治療を行う医師・看護師等の多職種とともに、患者さん及びそのご家族等に対して、治療方針・内容の理解及び意向の表明を支援することが条件となっており、当院でも救急診療室・ICUに所属しない看護師がメディエーターの役割を担っています。

家族支援専門看護師が入院時重症患者対応メディエーターを担う意味

当院では、家族支援専門看護師がメディエーターを担っています。専門的な知識とスキルをもった看護師が患者さん・ご家族のサポートを行うことで、質の高いメディエーションを保証しています。また、ICU看護師との協働が院内の家族看護の質の向上に繋がっています。

入院時重症患者対応メディエーター
家族支援専門看護師

メディエーターチームの活動について

入院時重症患者対応メディエーター、麻酔科医師、ICU看護師長、ソーシャルワーカーからなる医療チームを構成し活動しています。

メディエーターは、朝のICUカンファレンスに参加し、入院中の患者さんの状態やご家族の反応をスタッフとともに共有しています。早期の介入が必要と判断した患者さん・ご家族へは面会時に声をかけ緊急入院時の不安の軽減、治療の意思決定支援を行っています。必要時には医師からの病状説明に同席し、ご家族が十分な理解ができるように支援しています。

毎月1回開催するメディエーターチームカンファレンスでは、当該月に関わった患者さん及びそのご家族に対する支援を取り上げ、支援体制の評価・見直しを行うことで更なる支援の充実を目指しています。当院に緊急入院される患者さんのご家族が、少しでも安心して患者さんの療養生活を見守れるようにメディエーターチームが支援していきますので、困ったことなどあればいつでもお声がけください。