呼吸器外科の紹介

当科では肺がんを主とした胸部悪性腫瘍から気胸や膿胸などの良性疾患まで、呼吸器系に関するさまざまな疾患を専門に扱っています。
現在呼吸器外科専門医が 2 名常駐しており、高度な専門知識をもって、個々の患者さんに合った最適な治療を提供するよう心がけております。専門医がいることで複雑な症例にも対応できる体制が整っています。
さらに 2026 年度からは呼吸器外科専門医を目指す外科専攻医 1 名を加え 3 名体制の下、外傷などの救急疾患などに対しても柔軟に対応してまいります。
診療内容
治療の特徴
当院の肺がん治療では、胸腔鏡カメラを使用した低侵襲手術を積極的に実施しています。従来の開胸手術に比べて皮膚切開が小さく、肋骨を切離しないので術後の回復も早く、経過が順調であれば約 1 週間で退院となります。
傷の大きさだけでなく肺切除範囲をなるべく小さくすることも低侵襲を意味します。標準的な手術方法である肺葉切除に加え、小型肺癌に対しては肺機能を温存するために、切除範囲を小さくした区域切除(肺葉切除の約 1/3~1/2 程度の切除)も行っています。これによって術後も肺機能が温存され生活の質が維持できます。
最新技術の導入
最新モデルの 4K 胸腔鏡カメラを、2026 年 1 月に山陰地域で初めて導入しました。高画質の映像を用いた、より安全で質の高い手術を行う環境が整っております。


チーム医療の実践
肺がんの治療効果を最大にするためには、手術のみではなく内科治療や放射線治療なども必要となることがあります。当院はがんセンターを備えており、呼吸器内科、放射線科、病理診断科、緩和ケア科など、チーム体制で肺がん治療を行っております。
また、医師だけでなく、看護師、リハビリテーションスタッフ、栄養士、医療ソーシャルワーカーなど、多職種の専門家が連携してチーム医療を実践しています。これにより患者さんに包括的なサポートを提供し、治療から回復までの過程をしっかりと支えます。
患者さんへ
当科では個々の患者さんに応じた、安全かつ適切な外科治療を目指しておりますので、安心して治療をご相談ください。私たちの医療チームが丁寧にサポートいたします。
担当医師の紹介
日本呼吸器外科学会専門医・胸腔鏡安全技術認定・評議員
関西胸部外科学会評議員
日本臨床細胞学会専門医・教育研修指導医・評議員
日本肺癌学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳癌学会乳腺認定医
マンモグラフィ読影医
日本医師会認定産業医
死体解剖資格認定医
鳥取大学医学部附属病院連携診療教授
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
がんのリハビリテーション研修修了
呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
外来診療⽇程表
<用語>
(初):初診、(再):再診、【専外】:専門外来
※(初)(再)の記載がない場合は、初診・再診の両方を診療します。
| 診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 35 | 午前 | − | − | 松岡佑樹 | 荒木邦夫 | − |
| 36 | 午前 | − | 荒木邦夫 | − | − | − |
診療実績
| 項目 | R5年度 | R6年度 |
|---|---|---|
| 総手術件数 | 39 | 113 |
| 肺がん手術 | 19 | 52 |
呼吸器外科を設置した令和5年度からの実績を掲載しています。