研修指導責任者:堀郁子
画像診断およびIVR(インターベーション)の適応を理解し、実践を通して放射線科の診療内容を理解し、臨床診療において画像診断の果たし得る役割を理解する。
1)患者の画像検査、治療に関する問題点を把握し、最適な検査方法を立案できる。
2)放射線検査の適応と禁忌、造影剤の適応と禁忌、副作用を習得する。
3)患者に検査目的、検査方法、副作用について適切に説明できる。
4)血管造影検査やIVRの基本手技を理解し、助手として立ち会うことができる。
5)画像診断の鑑別診断ができ、診断報告書を作成できる。
6)核医学検査に使用する放射線医薬品について理解し、適切に投与できる。
7)放射線腫瘍学の基礎をふまえ、放射線治療の適応と副作用を理解し、他の治療法との選択ができる。
8)腫瘍患者の診療の原則を理解し、相手の立場に立った診療ができる。
LS1:On-the-jobtraining(OJT)
1)ローテート開始時には、指導医・上級医と面談し、自己紹介、研修目標の設定を行う。
2)検査
(1)CTおよびMRI検査、核医学検査に立会い、被ばくや検査の適応、安全に検査を実施するための手順等を理解する。
(2)造影剤や薬剤の適切な投与方法、副作用を理解し、副作用などに対する適切な対処法を学ぶ。
(3)血管造影などインターベーションに立会い、検査や治療方法について学ぶ。
3)読影
(1)正常解剖および正常画像所見を学ぶ。
(2)検出した所見をまとめ、解釈し、指導医および上級医の指導のもと診断報告書を作成する。
(3)作成した報告書について指導医の確認・指導を受ける。
4)放射線治療
(1)リニアックなどの放射線治療、ラジウムなどに関する治療計画に参加し、装置・器具の操作や治療経過を観察する。
(2)治療装置の概要を理解する。
(3)放射線治療の適応についての判断ができる。
LS2:勉強会・カンファレンス
1)放射線科勉強会(毎週末)
2)乳癌キャンサーボード(毎月第1火曜日)
LS3:院外研修(学会参加等)
1)関連学会への参加、発表
【週間スケジュール】
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午前 |
午後 |
夕方(17:15〜) |
月 |
読影 |
IVR、読影 |
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火 |
読影 |
IVR、読影 |
乳癌キャンサーボード(第1) |
水 |
読影 |
IVR、読影 |
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木 |
読影 |
IVR、読影 |
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金 |
読影 |
IVR、読影 |
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※午前中は読影室中心。午後はIVRまたは読影室で研修を行う。
※治療の診察は、新患症例の予定に従い随時行う。
※CT、MRI、RIは教育的症例があり次第経験する。
1)形成的評価(フィードバック)
(1)知識(想起、解釈、問題解決)については随時行う。
(2)態度・習慣、技能についても随時行う。
2)総括的評価
(1)研修医による自己評価
EPOC(臨床研修評価システム)による評価。
各診療科の研修終了時に研修医は研修評価書に自己評価を記入し医師支援室へ提出する。
(2)臨床研修指導医による評価
指導医は研修医の研修評価について指導医評価を行い、研修医の到達目標達成を援助する。
また、研修医より提出された症例レポートについて評価を行う。
研修終了後、「臨床研修指導医による研修医の態度評価」を記入し医師支援室へ提出する。
(3)臨床研修指導者による評価
当院独自の「臨床研修指導者による研修医の態度評価」を用いて研修医及び指導医の評価を行う。
(4)研修医による評価
EPOCへ診療科全体(指導内容、研修環境)の評価を行う。