年齢区分 | 0〜 | 10〜 | 20〜 | 30〜 | 40〜 | 50〜 | 60〜 | 70〜 | 80〜 | 90〜 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 601 | 175 | 197 | 334 | 401 | 555 | 935 | 1747 | 1622 | 795 |
令和6年度に当院を退院した患者さん(一般病棟のみ対象)の入院時年齢を年齢階級別に集計しています。10歳毎に集計し、90歳以上は1つの階級にまとめて集計しています。60歳以上の入院患者の割合はおよそ7割で、前年度並みでした。
当院ではがんセンターを開設しており、ご高齢の方にも安全で安心かつ高度ながん治療の提供ができる体制を整えています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)手術・処置等21あり | 37 | 12.19 | 13.77 | 2.70 | 67.05 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等2なし | 22 | 21.32 | 20.78 | 36.36 | 83.55 | |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし手術・処置等2なし | 18 | 12.56 | 16.40 | 5.56 | 86.22 | |
100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害手術なし | 17 | 10.88 | 9.83 | 5.88 | 69.71 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症手術なし | 14 | 12.21 | 13.66 | 7.14 | 86.14 |
当科の入院症例で最も多いのは、糖尿病の教育、治療のための入院です。糖尿病教育入院では、多職種からなるチームで糖尿病療養をサポートしています。仕事を持つ若い患者さんでも、入院治療を選択しやすいように、教育入院パスの期間は8日間で対応しています。入院中に、糖尿病とその合併症に対する知識を学んでいただきながら、個々の病状や生活背景を詳しく把握することで、最適な治療法が選択できます。歯科口腔外科と連携して「糖尿病の第6の合併症」といわれる歯周病のチェック、ケアを積極的に行っていることも特徴の一つです。
また、2019年度より腎盂腎炎の入院担当科となっています。腎盂腎炎で入院を要する患者さんには、糖尿病などの併存疾患をもつ症例が多く、入院中に生じる内科的な諸問題に対応して加療にあたっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等手術・処置等2なし定義副傷病なし | 76 | 10.55 | 8.88 | 3.95 | 78.67 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患手術なし | 41 | 6.76 | 7.60 | 0.00 | 58.49 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症手術なし | 40 | 13.95 | 13.66 | 5.00 | 82.45 | |
060340xx99x0xx | 胆管(肝内外)結石、胆管炎手術なし手術・処置等2なし | 39 | 9.69 | 9.45 | 5.13 | 80.62 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 35 | 6.74 | 7.45 | 0.00 | 68.77 |
胆管炎や憩室炎、虚血性腸炎といったcommon disease(よく見られる病気)が上位を占めています。特に胆管結石、胆管炎は高齢化を反映し、患者数の増加が目立ちます。
この3疾患群に関しては、ほとんどが救急受診ですが、夜間を含め緊急入院で対応し、速やかに治療を開始しています。
また、近年、当院をはじめ健康診断で上部消化管内視鏡検査が広く行われるようになり、早期の胃悪性腫瘍や十二指腸腫瘍の発見頻度が増えています。当院での診断例のほか、近隣施設からの紹介を受け、積極的に内視鏡的治療に取り組んでいます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900x0 | 心不全手術なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 124 | 20.51 | 17.33 | 9.68 | 87.05 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈手術あり手術・処置等1なし、1,3あり手術・処置等2なし定義副傷病なし | 42 | 10.67 | 9.59 | 0.00 | 82.05 | |
050130xx9902xx | 心不全手術なし手術・処置等1なし手術・処置等22あり | 41 | 26.27 | 23.96 | 7.32 | 87.83 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等手術・処置等1なし、1,2あり手術・処置等2なし | 41 | 4.41 | 4.18 | 0.00 | 69.88 | |
050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈経皮的カテーテル心筋焼灼術手術・処置等2なし | 38 | 5.58 | 4.47 | 0.00 | 69.03 |
心不全、狭心症、頻脈性及び徐脈性の不整脈の症例が多く、その中でも心不全の症例は高齢で重症例や合併症を有する場合も多く、入院が長期になる傾向が認められます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし手術・処置等2なし | 107 | 17.14 | 16.40 | 14.95 | 86.73 | |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等1あり手術・処置等2なし | 92 | 3.40 | 3.03 | 1.09 | 74.55 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等2なし | 40 | 15.18 | 20.78 | 25.00 | 87.50 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸手術なし手術・処置等1あり | 33 | 2.03 | 2.02 | 0.00 | 58.70 | |
040100xxxxx00x | 喘息手術・処置等2なし定義副傷病なし | 32 | 6.78 | 6.38 | 0.00 | 49.94 |
当科は呼吸器専門医、指導医、気管支鏡専門医、指導医が在籍しており、肺がんについては適切な組織診断、病期診断を行っています。
また、当院の医療圏には高齢の方が多く、誤嚥性肺炎の症例は多くなっています。これに対しては肺炎の治療とともに、嚥下機能の評価、必要があれば摂食機能回復のための治療をしています。その後の速やかな在宅、または施設への退院支援を行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x40x | 脳梗塞手術なし手術・処置等24あり定義副傷病なし | 79 | 18.47 | 16.89 | 12.66 | 75.04 | |
010060xx99x20x | 脳梗塞手術なし手術・処置等22あり定義副傷病なし | 29 | 34.93 | 16.94 | 24.14 | 81.41 | |
010230xx99x00x | てんかん手術なし手術・処置等2なし定義副傷病なし | 24 | 7.79 | 6.89 | 4.17 | 67.79 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等2なし | 21 | 17.67 | 20.78 | 23.81 | 84.14 | |
010060xx99x00x | 脳梗塞手術なし手術・処置等2なし定義副傷病なし | 17 | 5.59 | 5.92 | 0.00 | 71.71 |
脳神経外科と協力して、救急搬送を積極的に受け入れることを基本方針としています。
脳梗塞については、地域連携診療計画書を活用し、急性期病院の役割を果たした後、連携する回復期リハビリ病院への転院による加療の継続を推進しています。
てんかんと髄膜炎の患者も多く診療しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 107 | 3.93 | 6.22 | 0.00 | 0.97 | |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)手術なし手術・処置等2なし | 88 | 7.02 | 6.11 | 1.14 | 0.00 | |
0400801199x0xx | 肺炎等(1歳以上15歳未満)手術なし手術・処置等2なし | 43 | 4.19 | 5.61 | 0.00 | 5.88 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 37 | 3.00 | 10.26 | 2.70 | 4.19 | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 36 | 3.28 | 4.71 | 0.00 | 1.06 |
入院状況は昨年とほぼ変わらず、気管支炎などの呼吸器感染が主ですが、お産の減少により入院する新生児は減少傾向です。
前年まではウイルス性腸炎が4位、5位に入っていましたが、今年度は脱水を主として体液減少症に含めており、この患者数がほぼこれまでのウイルス性腸炎の数であり、例年通りとなっています。当科では感染症の入院については常に早期退院を考慮しており、平均在院日数は全国平均を下回っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 23 | 8.83 | 9.33 | 0.00 | 65.30 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症手術・処置等1なし | 15 | 10.93 | 12.98 | 0.00 | 77.33 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上)手術・処置等2なし | 11 | 12.18 | 20.06 | 0.00 | 54.27 | |
161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等手術なし手術・処置等2なし | - | - | 2.63 | - | - | |
070085xx99xxxx | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外)手術なし | - | - | 12.24 | - | - |
入院治療を必要とする皮膚の病気の中で多いのは、皮膚感染症、とくにウイルス感染症である帯状疱疹、細菌感染症である蜂巣炎や丹毒です。
そのほか、外傷に分類されますが、蜂刺症によるアナフィラキシーショック、まむし咬傷なども入院して治療を行います。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上)ヘルニア手術鼠径ヘルニア等 | 63 | 4.10 | 4.54 | 0.00 | 66.40 | |
060335xx0200xx | 胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等手術・処置等1なし手術・処置等2なし | 43 | 6.56 | 7.05 | 2.33 | 63.37 | |
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍結腸切除術全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等手術・処置等1なし手術・処置等2なし | 37 | 16.51 | 14.81 | 5.41 | 72.32 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎虫垂切除術虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 37 | 4.89 | 5.32 | 0.00 | 41.46 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など)腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 35 | 5.74 | 5.99 | 0.00 | 54.66 |
術後早期回復、痛みの軽減など生活の質向上のため、がん手術を含め腹腔鏡手術を進めています。術後リハビリ、栄養指導、薬剤説明など他職種によるチーム医療を推進中です。ほとんどの疾患で、クリニカルパスを用いて、患者さんにわかりやすい医療の提供と医療の標準化を目指しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 15 | 7.60 | 5.50 | 0.00 | 68.20 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等手術・処置等1なし | 14 | 11.57 | 9.77 | 0.00 | 74.29 | |
090010xx99x4xx | 乳房の悪性腫瘍手術なし手術・処置等24あり | 12 | 2.25 | 3.64 | 0.00 | 63.42 | |
090010xx99x9xx | 乳房の悪性腫瘍手術なし手術・処置等29あり | - | - | 4.83 | - | - | |
100130xx97x0xx | 甲状腺の良性結節手術あり手術・処置等2なし | - | - | 7.05 | - | - |
当科は、乳腺、甲状腺、副甲状腺の手術をする診療科です。
抗がん剤の初回投与日は、重篤な副作用が出現しないかどうかチェック等をするため、入院で行っています。エビデンスに基づいた安全かつ有効な治療を提供できるよう努めています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷手術なし手術・処置等2なし定義副傷病なし | 36 | 4.61 | 7.99 | 8.33 | 56.39 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷その他の手術あり手術・処置等2なし定義副傷病なし | 34 | 12.24 | 16.89 | 11.76 | 76.47 | |
010060xx99x40x | 脳梗塞手術なし手術・処置等24あり定義副傷病なし | 17 | 14.47 | 11.87 | 14.29 | 79.79 | |
010310xx99x00x | 脳の障害(その他)手術なし手術・処置等2なし定義副傷病なし | 11 | 5.45 | 8.54 | 0.00 | 46.64 | |
160100xx97x01x | 頭蓋・頭蓋内損傷その他の手術あり手術・処置等2なし定義副傷病あり | - | - | 22.15 | - | - |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)手術なし | 120 | 22.56 | 19.16 | 44.17 | 81.95 | |
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術肩、股等 | 120 | 27.95 | 25.29 | 67.50 | 83.72 | |
160760xx02xxxx | 前腕の骨折骨内異物(挿入物を含む。)除去術前腕、下腿等 | 32 | 3.00 | 3.06 | 0.00 | 45.63 | |
160760xx01xxxx | 前腕の骨折骨折観血的手術前腕、下腿、手舟状骨等 | 30 | 6.47 | 5.95 | 6.67 | 67.77 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷手術なし手術・処置等2なし | 24 | 18.25 | 19.30 | 33.33 | 79.75 |
大腿骨近位部の骨折、脊椎の圧迫骨折など、高齢者の外傷による入院が多くなっています。
また、転倒による手関節部骨折の入院も多くなっています。
股関節、大腿骨近位部の骨折や、手関節部の骨折による入院では、手術を要することがほとんどです。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070520xx97xxxx | リンパ節、リンパ管の疾患手術あり | 16 | 5.50 | 7.87 | 0.00 | 68.31 | |
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂手術あり手術・処置等2なし | 16 | 2.63 | 2.74 | 0.00 | 78.25 | |
020320xx97xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患手術あり | 10 | 2.50 | 3.08 | 0.00 | 61.50 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症手術・処置等1なし | - | - | 12.98 | - | - | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)手術あり手術・処置等1なし | - | - | 4.65 | - | - |
眼瞼下垂手術、皮膚良悪性腫瘍などの治療を行っています。
また日帰り手術で、鼻骨々折、皮膚腫瘍、陥入爪手術も行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 63 | 6.24 | 5.88 | 0.00 | 44.17 | |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍卵巣部分切除術(腟式を含む。)腹腔鏡によるもの等 | 41 | 5.83 | 5.97 | 0.00 | 45.34 | |
120090xx97xxxx | 生殖器脱出症手術あり | 41 | 8.37 | 7.74 | 0.00 | 70.66 | |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常子宮全摘術等 | 38 | 8.87 | 9.40 | 0.00 | 33.42 | |
12002xxx02xxxx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍子宮頸部(腟部)切除術等 | 37 | 2.95 | 2.92 | 0.00 | 39.65 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等1あり | 86 | 2.01 | 2.45 | 0.00 | 71.99 | |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍前立腺悪性腫瘍手術等 | 43 | 12.77 | 11.11 | 0.00 | 70.30 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症手術なし | 35 | 12.54 | 13.66 | 0.00 | 79.54 | |
11012xxx97xx0x | 上部尿路疾患その他の手術あり定義副傷病なし | 29 | 5.31 | 7.30 | 0.00 | 90.07 | |
110070xx02xxxx | 膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 | 28 | 6.64 | 6.75 | 0.00 | 71.43 |
入院で最も多い症例は、前立腺がんの確定診断のための組織生検を行った症例です。クリニカルパスを用いた場合、基本的に1泊2日の入院日程となっています。
2番目に多い症例は、前立腺がんに対する加療目的にロボット支援下前立腺全摘除術を行った症例です。ロボット支援下手術により、低侵襲で体にやさしい手術を実現しています。
3番目に多い症例は、腎盂腎炎などの尿路感染症に対する加療症例です。抗生剤による治療に加え、適応があれば尿管ステント留置などの感染尿ドレナージを行います。
4番目に多い症例は、尿管ステント留置症例などに対して、交換目的などで入院加療を行った症例です。
5番目に多い症例は、膀胱腫瘍に対する加療目的に経尿道的膀胱腫瘍切除術(内視鏡手術)を行った症例です。5-アミノレブリン酸という薬剤を使用して、通常の膀胱鏡観察では見落としやすい病変も明らかにする、光線力学診断補助下に手術を行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 31 | 6.35 | 7.35 | 0.00 | 19.81 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 21 | 5.57 | 5.84 | 0.00 | 58.76 | |
010061xxxxx0xx | 一過性脳虚血発作手術・処置等2なし | 20 | 3.95 | 6.31 | 0.00 | 76.40 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害手術なし | 16 | 3.31 | 4.67 | 0.00 | 61.81 | |
030428xxxxx0xx | 突発性難聴手術・処置等2なし | 15 | 7.33 | 8.21 | 0.00 | 63.20 |
扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎などはのどの急性炎症で、痛みのために飲食ができない、のどの腫れによって気道が狭くなり窒息の危険性がある場合などは入院の上加療を要します。
前庭機能障害、一過性脳虚血発作は、めまいのために受診され、めまいのために動くことができない、嘔吐がひどくて何も飲食できないなどの重症例です。内耳や前庭が原因と考えられるめまいや、脳梗塞のない一過性の循環障害が原因と考えられるめまいがあります。
慢性副鼻腔炎の手術は現在は内視鏡下手術が主流になってきています。当科でも内視鏡下手術が主流です。ナビゲーションシステムも導入し、より安全に手術をすることができる様になりました。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患手術あり片眼 | 225 | 2.67 | 2.49 | 0.00 | 76.50 | |
020220xx97xxx0 | 緑内障その他の手術あり片眼 | - | - | 4.52 | - | - | |
020320xx99xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患手術なし | - | - | 7.87 | - | - | |
020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患手術なし | - | - | 2.37 | - | - | |
020220xx01xxx0 | 緑内障緑内障手術濾過手術片眼 | - | - | 8.69 | - | - |
最も多い症例は白内障で、両眼に白内障を患っている患者さんは、主として片眼ずつ入院白内障手術を行っています。また、緑内障手術も行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍肺悪性腫瘍手術肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等手術・処置等2なし | 53 | 13.04 | 9.82 | 3.77 | 72.40 | |
040200xx01x00x | 気胸肺切除術等手術・処置等2なし定義副傷病なし | 16 | 10.38 | 9.59 | 12.50 | 44.25 | |
160450xx99x00x | 肺・胸部気管・気管支損傷手術なし手術・処置等2なし定義副傷病なし | - | - | 9.52 | - | - | |
040150xx99x0xx | 肺・縦隔の感染、膿瘍形成手術あり手術・処置等2なし | - | - | 22.28 | - | - | |
040150xx97x0xx | 気胸肺切除術等手術・処置等2なし定義副傷病あり | - | - | 28.41 | - | - |
呼吸器外科専門医が2名在籍し、肺悪性腫瘍を中心に若年から高齢の気胸手術も加え、その他幅広く呼吸器疾患の手術を行っています。
初発 |
再発 |
病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 27 | - | - | 17 | 21 | 12 | 1 | 8 |
大腸癌 | 28 | - | 32 | 27 | 19 | 25 | 1 | 8 |
乳癌 | 14 | 18 | - | 10 | - | 16 | 1 | 8 |
肺癌 | 60 | - | 22 | 69 | 92 | 56 | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | 14 | - | 19 | 1 | 8 |
※1:UICCTNM分類,2:癌取扱い規約
5大がんとは、発症症例数が多いとされる胃がん、大腸がん、肝臓がん、肺がん、乳がんのことをいいます。
UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類では、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価してstage分類を行います。令和6年度の初発患者では5大がんのいずれもstageI又はstage IVの患者数が多く、全体では肺がん、大腸がん、胃がんの患者数が多くなっています。
また当院では、5大がん以外にも幅広いがん治療を行っています。
患者数 |
平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 43 | 8.60 | 48.65 |
中等症 | 164 | 14.12 | 80.79 |
重症 | 54 | 20.20 | 87.65 |
超重症 | 21 | 17.33 | 85.67 |
不明 | - | - | - |
成人市中肺炎の重症度別患者数については、肺炎の重症の程度では、高齢で低酸素症を伴う、または脱水症を伴うような中等症の入院が多いのが現状です。
また、当該集計患者以外にも新型コロナウイルス肺炎の影響で、肺炎患者数は年々増加しています。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 185 | 24.25 | 76.97 | 19.00 |
その他 | 15 | 28.27 | 78.27 | 2.50 |
脳梗塞は発症日から3日以内の早期の症例が多くを占めています。地域性から高齢者が多く、平均年齢が高いことが特徴です。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 46 | 2.48 | 10.70 | 4.35 | 79.33 | |
K6112 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢)等 | 35 | 1.66 | 13.51 | 2.86 | 72.00 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 33 | 3.00 | 7.03 | 3.03 | 72.36 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 31 | 1.00 | 4.68 | 0.00 | 70.65 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 24 | 1.71 | 12.88 | 16.67 | 75.88 |
胆道疾患(胆管結石や腫瘍による閉塞性黄疸)に対する内視鏡的治療(胆道ステント留置による減黄術、乳頭括約筋切開術)が増加しており、上位を占めています。健康診断における内視鏡件数の増加に伴い、今後も早期胃がんの発見機会は増えると予想されます。引き続き、積極的に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に取り組んでいきたいと考えています。
現在、当科では胃がん、大腸がん、膵がん、胆管がん、肝がんなどの幅広いがん腫に対して化学療法を実施しています。
また、消化器疾患の特性上、経口摂取不良や栄養の低下している患者も多くなります。化学療法の投与ルート確保(FOLFOX療法など長時間の持続静注を要するものが頻用されている)やTPNによる栄養管理のために、中心静脈植込型カテーテル設置の件数が多かったものと考えられます。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの等 |
34 |
3.85 | 3.15 | 0.00 | 69.38 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術その他のもの等 | 34 | 4.79 | 3.06 | 0.00 | 71.00 | |
K596 | 体外ペースメーキング術 | 28 | 2.43 | 11.79 | 3.57 | 81.14 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術不安定狭心症に対するもの等 | 24 | 0.33 | 21.88 | 4.17 | 73.75 | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 14 | 1.71 | 4.79 | 0.00 | 83.64 |
狭心症や不安定狭心症・心筋梗塞(急性冠症候群)へのカテーテルによる治療が多く、これに加えて心房細動や頻脈性不整脈の症例への治療が増加しています。
徐脈性不整脈へのペースメーカー治療が必要な患者さんの平均年齢は約80歳と高齢である傾向です。
重症の冠動脈疾患や心不全患者の急性期治療にはIABP(大動脈内バルーンパンピング)やECMOなどの補助循環装置を使用して治療を行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6181 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢)等 | 10 | 13.10 | 21.20 | 40.00 | 78.90 | |
K6112 | 化学療法静脈リザーバー留置(四肢)等 | - | - | - | - | - | |
K007-2 | 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 | - | - | - | - | - | |
K509-3 | 気管支内視鏡的放射線治療用マーカー留置術 | - | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)等 | - | - | - | - | - |
昨年度と同様に、ご高齢で摂食不良のため、点滴による栄養管理として植込型カテーテルを設置する症例が多い状況です。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 72 | 0.76 | 5.26 | 1.39 | 60.35 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)等 | 41 | 1.00 | 2.07 | 0.00 | 64.51 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)等 | 37 | 0.32 | 3.57 | 0.00 | 41.46 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術等 | 33 | 3.70 | 13.21 | 6.06 | 72.09 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 19 | 1.05 | 2.05 | 0.00 | 67.00 |
胆石、虫垂炎は第一選択を腹腔鏡手術としており、急性胆嚢炎も適応としています。胃がん、大腸がんに対しても腹腔鏡下手術を導入しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 15 | 1.13 | 5.47 | 0.00 | 68.20 | |
K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) | - | - | - | - | - | |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | - | - | - | - | - | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | - | - | - | - | - | |
K462 | バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) | - | - | - | - | - |
当科における乳がんの入院期間は、約1週間です。早期の社会復帰ができるように努めています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 30 | 0.13 | 11.97 | 16.67 | 80.43 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他)等 | 15 | 4.47 | 21.53 | 20.00 | 64.67 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 12 | 0.83 | 29.08 | 41.67 | 71.75 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | - | - | - | - | - | |
K1742 | 水頭症手術(シャント手術) | - | - | - | - | - |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿)等 | 88 | 4.01 | 19.47 | 55.68 | 79.97 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕)等 | 61 | 3.21 | 9.95 | 9.84 | 57.97 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股)等 | 48 | 6.90 | 24.21 | 75.00 | 83.19 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕)等 | 38 | 1.03 | 2.58 | 0.00 | 55.92 | |
K0821 |
人工関節置換術(股)等 | 20 | 1.15 | 30.05 | 0.00 | 71.20 |
外傷に対して行う手術がもっとも多く、大腿骨骨折に対する骨折観血的手術(骨接合術)や、大腿骨近位部骨折の一部に行われる人工骨頭置換術を行っています。高齢者の患者さんが多く、リハビリが長期にわたることから、リハビリができる病院への転院をお願いしているため、転院率が高くなっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K628 | リンパ管吻合術 | 17 | 1.24 | 3.24 | 0.00 | 68.35 | |
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 13 | 0.08 | 1.23 | 0.00 | 74.00 | |
K2193 | 眼瞼下垂症手術(その他)等 | - | - | - | - | - | |
K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)(6歳以上)等 | - | - | - | - | - | |
K0101 | 瘢痕拘縮形成手術(顔面) | - | - | - | - | - |
眼瞼下垂手術、陥入爪、皮膚良悪性腫瘍、褥瘡、顔面骨々折、乳房再建などの手術を行っています。他科と合同で手術をすることもあります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8961 | 会陰(腟壁)裂創縫合術(分娩時)(筋層に及ぶもの) | 64 | 0.47 | 4.92 | 0.00 | 30.28 | |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)等 | 49 | 0.94 | 3.88 | 0.00 | 44.86 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 44 | 1.02 | 4.95 | 0.00 | 47.14 | |
K865-2 | 腹腔鏡下仙骨腟固定術(内視鏡手術用支援機器使用)等 | 41 | 1.20 | 6.17 | 0.00 | 70.66 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 37 | 0.97 | 0.97 | 0.00 | 39.65 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)等 | 57 | 1.16 | 4.61 | 0.00 | 74.53 | |
K783-2 |
経尿道的尿管ステント留置術 | 48 | 0.58 | 3.85 | 0.00 | 83.73 | |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる)等 | 43 | 1.00 | 10.77 | 0.00 | 70.30 | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) | 18 | 1.17 | 6.83 | 0.00 | 76.39 | |
K6112 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) | 14 | 3.71 | 10.79 | 0.00 | 67.71 |
最も件数の多い手術は膀胱腫瘍に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術(内視鏡手術)であり、入院症例としても5番目に多い疾患です。
2番目は経尿道的尿管ステント留置術であり、尿管を閉塞させる疾患に対して尿流を確保するために行う手術です。緊急で行うことも多く、例えば結石性腎盂腎炎に対して緊急処置として行い、尿流を確保するとともに感染尿をすみやかにドレナージします。
3番目は前立腺がんに対するロボット支援下前立腺全摘徐術であり、入院症例としても2番目に多い疾患です。腹腔鏡手術を手術支援ロボットを使用して遠隔操作で行います。低侵襲で体にやさしい手術です。
4番目は前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺切除術(内視鏡手術)であり、前立腺肥大症に対する手術として最も普及している手術法です。
5番目は中心静脈ポート植え込み術です。中心静脈へカテーテルを留置して、カテーテルに接続されたポートを上腕皮下に植え込みます。このポートへ穿刺することにより、悪性腫瘍に対する抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬を安全、確実に点滴します。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 23 | 1.00 | 5.17 | 0.00 | 21.83 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | 13 | 0.00 | 4.00 | 0.00 | 41.85 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 10 | 1.50 | 3.60 | 0.00 | 59.00 | |
K340-6 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) | - | - | - | - | - | |
K370 | アデノイド切除術 | - | - | - | - | - |
口蓋扁桃手術は慢性扁桃炎や扁桃周囲炎・膿瘍を繰り返した場合、扁桃の炎症によって腎臓など他の臓器に影響を及ぼしていると考えられる場合、また扁桃肥大によって睡眠時無呼吸症候群などを生じている場合に行っています。
扁桃周囲膿瘍切開術は扁桃の周囲に膿瘍を形成した場合に、その膿瘍を切開して排膿する手術です。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術は慢性副鼻腔炎に対する手術です。以前は歯齦部より切開して病的粘膜を除去する手術でしたが、現在はこのような内視鏡下手術が主流になってきています。ナビゲーションシステムの導入により、より安全に手術を行うことができる様になりました。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)等 | 226 | 0.67 | 1.00 | 0.00 | 76.51 | |
K2682イ | 緑内障手術(流出路再建術)(眼内法) | - | - | - | - | - | |
K2683 | 緑内障手術(濾過手術) | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
主として片眼ずつ入院白内障手術を行っています。また、緑内障手術も行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6181 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) | 21 | 17.43 | 43.19 | 4.76 | 81.38 | |
K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 | - | - | - | - | - | |
K651 | 内視鏡的胃、十二指腸ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K775 | 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 | - | - | - | - | - |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 21 | 2.62 | 7.52 | 0.00 | 75.76 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除))等 | 15 | 4.67 | 6.60 | 6.67 | 44.20 | |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 12 | 1.75 | 9.50 | 0.00 | 65.58 | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | - | - | - | - | - | |
K5143 | 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | - | - | - | - | - |
呼吸器外科専門医が2名在籍し、肺悪性腫瘍を中心に若年から高齢の気胸手術も加え、その他幅広く呼吸器疾患の手術を行っています。
手術方法は大部分が胸腔鏡下で行っています。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 18 | 0.24 |
異なる | 10 | 0.14 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 12 | 0.16 |
異なる | - | - |
DPCコードにて分類される包括請求の対象となる病名(DPC病名)と入院の契機となった病名(入院契機病名)が「同一」か「異なる」かに分けて集計しています。「同一」とはある病気の診療目的で入院し、その病気の治療を行ったことを表し、「異なる」とはある病気の診療目的で入院したが、他の病気が併発していた、もしくは入院中に違う病気が発症したことにより、その治療が主になってしまった場合を表しています。
手術・処置などの合併症にあたる症例としては、手術後に手術創に感染が起こってしまう術後感染症などがあります。手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意を払って施行していますが、どうしても一定の確率で起こり得ます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
更新履歴
2025年9月30日