消化器外科では悪性疾患である胃がん、大腸がん、肝がん、胆管がん、膵がんなどを中心に、良性疾患（胆石、ヘルニア、痔核など）、腹部救急疾患（胆のう炎、虫垂炎、腹膜炎、腸閉塞など）の治療を行っています。これらの疾患に対して、消化器疾患治療のガイドラインに則した標準治療を行います。手術適応は消化器内科・放射線科・消化器外科・緩和ケア科などの専門医が週2回のカンファレンスを行った上で、患者の意向も参考にしながら決定します。手術方法として、縮小手術から、拡大手術まであらゆる病態に対処できるように体制を整えています。現在、手術の6割を腹腔鏡下手術で行っています。
また、標準的な手術を受けられる方に対しては、クリニカルパス（治療計画書）に従って治療を施行しています。退院後は、ご紹介いただいた先生方のもとへ逆紹介するようにしています。その際には、地域連携パスを利用させていただく場合があります。
前期、後期研修医など若手医師の教育にも力をいれ、幅広く症例を十分に経験していただき専門医を目指す体制を作っています。
（資格）
日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医、日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医、マンモグラフィー読影認定医、日本静脈経腸栄養学会TNT研修会修了、緩和ケア研修会修了、臨床研修医指導養成研修会修了、身体障害者福祉法指定医（肝移植）、難病指定医
（専門分野）
主に肝臓外科を行っています。消化器疾患全般について安全な治療と親身な対応を心がけて治療に当たります。
（資格）
日本消化器外科学会認定医、日本外科学会専門医、JPTECインストラクター・世話人、緩和ケア研修会修了
（専門分野）
消化器一般、消化器領域の手術、胃・小腸・大腸・肝胆膵疾患の手術が安全に遂行できるように努力しています。腹腔鏡下手術も症例を選んで行っています。
（資格）
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医（大腸）、緩和ケア研修会修了
（専門分野）
一般外科、消化器外科（下部消化管）
（資格）
日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会専門医、日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医、日本食道学会食道科認定医、臨床研修医指導養成研修会修了、緩和ケア研修会修了
（専門分野）
消化器全般・内視鏡外科手術（特に食道・胃）を行っています。安全かつ確実な手術を心がけています
（資格）
緩和ケア研修会修了
（専門分野）
消化器一般
医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士など多職種でチームを組み患者のケアに対応させていただきます。チームとしては、ICT（感染対策）、NST（栄養管理）、緩和ケアなどがあります。また、入院中から退院までの経過についてはクリニカルパスを活用しています。
腹腔鏡手術をはじめとする低侵襲の手術を積極的に導入しています。主な対象疾患は、胃がん、大腸がん、胆石、胆のう炎、虫垂炎などで、今後肝臓疾患にも適応拡大していく予定です。日本内視鏡外科学会の技術認定医を中心に安全で確実な手術を目指しています。また、今年度よりロボット手術を導入する予定です。
治療方針について、週1回各科医師が集まりカンファレンスで決定します。手術的治療とともにエビデンスに基づいた化学療法、さらに放射線科医の協力のもと放射線治療など集学的治療を施行しています。がんセンターが設立され、より高度な治療が可能となりました。
手術治療にのみならず、ラジオ波による熱焼灼療法などを内科と協力して実施しています。
