高齢者や認知症患者が安心して療養生活が過ごせるようにサポートするチームです。

神経内科医師、老人看護専門看護師、社会福祉士、看護師

認知症ケアチームは、認知症患者への適切なケア提供によって、身体疾患の治療を円滑に受けられるよう支援するチームです。入院中の患者に認知症による行動障害・心理症状、意思疎通の困難さによる治療や療養への影響が見込まれると、病棟看護師や主治医からチームへ紹介があります。紹介を受けた患者には、病棟看護師らと認知症ケアチームとによる週1回以上のカンファレンスでよりよいケアについて検討します。また全ての病棟を週に1度はラウンドし、入院患者にとっての環境やケアを見直す機会もつくっています。入院後できるだけ早い時期から、適切なケアを提供できるよう病棟看護師や主治医らと連携しています。

チームメンバーは、認知症に関する専門的な知識を有する神経内科医師、老人看護専門看護師、社会福祉士、病棟看護師長です。急性期治療が円滑に進み、できるだけ入院前と変わらない状態で、患者やその家族が希望する場（地域）に退院できることを目指しています。また、看護職員を対象に認知症研修を企画し、認知症対応力の向上にも努めています。認知症になっても、患者やその家族が安心して治療にのぞめる環境づくりと適切な認知症ケアの実現が、私たち認知症ケアチームの役割と考えています。