地域の医療機関や介護施設等との連携の窓口として、「地域連携室」「入退院支援室」「医療相談室」の3室体制で連携業務を行っています。
また「がん相談支援センター」「患者相談窓口」も設置しています。
地域の医療機関との窓口として、紹介・逆紹介の管理をしています。当院では看護師を配置し、より適切なトリアージや受診調整を行っています。
<主な窓口業務>
1)患者紹介や急患対応要請の受付
2)紹介元医療機関への返信
3)他院への受診予約手続き
4)かかりつけ医を持つための支援
5)セカンドオピニオン
6)地域連携パス
7)地域連携勉強会開催
(地域医療従事者研修・症例検討会・出前講座・市民公開講座等)
8)施設・設備共同利用
入院前から退院後の生活までを見据えた支援を目指し、外来で入院が決定した時から患者・家族へ関わります。
患者さんが安心・納得のいく治療の継続、QOLの維持・向上
1)入院生活、検査や治療の説明
2)持参薬の確認
3)入院前の生活について問診聴取
4)入院に関する不安や心配、希望の確認
住み慣れた地域で安心して医療・療養を受けられるように、地域の医療機関や行政、介護施設等と連携を図り様々な支援を行っています。
<主な支援業務>
1)経済的問題
2)心理的・社会的問題
(児童虐待・高齢者虐待・障がい者虐待・DVなどの対応も含む)
3)退院時の医療機関への紹介
(医師とケアマネジャーの連絡票の受付・管理)
4)退院援助(在宅・転院・施設入所)
5)社会復帰援助(社会参加)
全国の「がん診療連携拠点病院」に指定されている相談窓口です。
がんに関する治療や療養生活全般などについて、がん専門相談員が無料で対応します。
どこの医療機関で治療されていてもご相談に応じます。
実績(%) |
H30年度 | R元年度 | R2年度 | R3年度 | R4年度 |
---|---|---|---|---|---|
紹介率 | 79.9 | 80.0 | 82.2 | 78.7 | 70.9 |
逆紹介率 | 89.6 | 96.4 | 97.1 | 89.1 | 86.6 |
地域医療支援病院の役割として、患者の意思を確認した上での逆紹介の推進に力を入れています。かかりつけ医のない場合は、かかりつけ医を持ってもらうようすすめています。
令和元年度:295人
令和2年度:298人
令和3年度:304人
令和4年度:304人
医療従事者向け:5回
市民公開講座:0回
出前講座:26回
毎年9月には地域の診療所や関連病院の先生方を招いて、医療懇話会を開催し、当院で取り組んでいる医療を紹介したり、交流を深めたりして、お互いの連携を強化する機会をもっています。
平成29年9月から、島根県下では初めての“がんで治療中の患者さんの「治療と仕事の両立」に関するさまざまな相談”に応じる相談窓口を開設しました。がんで治療中の方であれば、どこの医療機関で治療されていても無料でご相談に応じます。
島根県産業保健総合支援センターの両立支援促進員(社会保険労務士)が、治療と仕事の両立に関する様々なご相談をお聞きします。
相談日:毎月第1水曜日(祝日、年末年始を除く)
時間:13:00〜16:00
対象:がんで治療中の患者さん(当院の患者さんに限りません)
場所:松江市立病院がん相談支援センター相談室
相談料:無料
問い合せ先:島根産業保健総合支援センター
電話番号:0852-59-5801(代表)
当院では、長期にわたる治療等のために仕事を辞められた方で就職を希望される方、現在働いている方や入院・治療中で就職の準備を進めたい方等を対象に、ハローワーク松江と連携した就労支援(出張相談)を行っています。専門の就職支援担当者を配置し、病状や治療状況を考慮しつつ、相談者にあった仕事を紹介します。
相談は予約制です。
相談日:毎月第4木曜日
時間:9:30〜11:30
対象:当院の通院患者さん
場所:松江市立病院がんセンター1階相談室
相談料:無料
予約・問合せ先:総合支援センター医療相談室
電話番号:0852-60-8083(直通)