医療安全管理室

あらゆる病院業務が安全に行われるために中心的かつ実践的な役割を担っています。

基本方針

患者・職員の安全を守り、良質な医療を提供する

主たる業務

1.インシデント・アクシデントレポートの収集、分析、改善案の立案、評価

2.会議・委員会の開催:医療安全管理室会議(1回/週)、医療安全管理委員会(1回/週)、医療事故対策会議(随時)の事務局

3.院内研修の実施:医療安全管理研修(2回/年:全職員参加)、医療技術研修(2回/年)、新入職員研修(随時)

4.広報活動:医療安全ニュースの発行(適宜)、日本医療機能評価機構発医療安全情報の配布(適宜)、医療安全推進週間のイベント実施(11月)

5.院内巡視:各部署での医療安全カンファレンスへの参画、安全点検ラウンド、転倒・転落ラウンド

6.院外活動:連携医療機関との相互評価、講演会、研修会への参加

7.医療事故調査制度への対応、院内全死亡事例の検証

8.患者サポート:相談対応、サポートカンファレンス(1回/週)

※患者サポートチーム:患者さんやご家族の皆さんの様々な相談に対応します。

医療安全管理体制

当院は、患者さんへ安全・安心の医療を提供するため、医療安全の徹底に努めています。

また、地域医療支援病院として、地域医療における医療安全の取り組みに積極的に関与しています。

医療安全管理指針

当院では、次の理念に基づいて医療安全管理指針を策定し、医療安全の推進に努めています。

医療の現場では、医療従事者の不注意が、単独あるいは重複したことによって医療上望ましくない事態を引き起こし、患者さんの安全を損なう結果となりかねません。患者さんの安全を確保するためには、まずはわれわれ医療従事者一人一人が危機意識を持ち、最大限の注意を払いながら患者さんの診療に当たらなければなりません。

一方、「人間であれば誰でもエラーをおかすもの」という前提に立ちエラーを誘発しない環境や、起きたエラーが事故に発展しないシステムの構築が必要です。そのためには、日常業務の過程に幾つかのチェックポイントを設けるなど、単独の過ちがすなわち医療事故というかたちで患者さんに実害を及ぼすことのないような仕組みを院内に構築することが重要です。

また、チーム医療の推進を図るとともに医療の主体は患者さん本人であることを認識し、患者さんの視点にたち患者さんが納得し、自ら選択して医療を受けられるように、十分な説明と情報の提供をおこない、当院のモットーにあるように、より良い信頼関係を構築していくことが必要です。

本指針はこのような考えのもとに、それぞれ医療従事者の個人レベルでの事故防止対策と、医療施設全体の組織的な事故防止対策の2つの対策を推し進めることによって、医療事故をなくし、患者さんが安心して医療を受けられる環境を整えることを目標としています。