脳神経検査
脳や神経の電気的活動を記録する検査です。耳から音を聞いて頂いたり光刺激や白黒のパタ-ンを見て頂いたりして、脳の反応を記録したり、神経に軽い電気をあててその伝わり方を調べたりします。
身体の中に生じる小さな電気活動を記録するので、体や口の動き、瞬きなどでも、正確な検査が出来ないことがありますので、技師の指示にしたがって協力していただきます。神経の誘発電位の他は痛みを伴う検査はありませんが、痛い時は事前に説明しますのでご協力下さい。検査の種類や神経によって検査に要する時間は異なりますが、30分から1時間を要します。
また、脳外科の手術や治療の時により安全で後遺症の残らないように様々な誘発電位でモニタリングをしています。
・脳波検査
・運動神経伝導速度・知覚神経伝導速度
・聴覚誘発電位
・視覚誘発電位
脳波検査
頭皮上にクリームで電極を20箇所程度装着し、大脳の活動電位を記録します。安静時の基礎波を記録することにより、CTや MRIなどの形態学的検査法で判定できない脳の異常を調べることができます。また、睡眠や過呼吸、光刺激などを行うことにより、突発的異常波を誘発することもできます。意識レベルの判定、てんかんや代謝性脳症の診断、脳死判定にも用いられます。
『脳の小さな活動電位を記録しますので、口の動き、瞬き、体動でも検査に影響を与えます。小児の場合は、眠ってから検査を開始することもあります。』
運動神経伝導速度・知覚神経伝導速度
末梢運動神経や知覚神経に電気刺激を加えて、活動電位を記録します。手や足など、いろいろな神経で検査をします。末梢神経の障害されている場所の判定や、糖尿病性末梢神経障害の程度、顔面神経麻痺の予後判定などにも用いられます。
『電気で刺激をするので、個人差がありますが、多少痛みを伴います。』
聴覚誘発電位
ヘッドホンやイヤホンで音を聞いていただき、聴覚伝導路及び、これに関連した部位に発生した、電位変動を記録するものです。聴覚伝導路の障害や、脳幹機能障害の進行状態を調べることができます。感音性難聴や脳死判定に用いられます。
『耳から聞こえてくる音を、眼を閉じて体を動かないようにして聞いてもらう検査です。』
視覚誘発電位
眼の網膜に光刺激を与え、大脳視覚領に生ずる反応を記録します。視覚障害がある時に、その障害場所を調べることができます。











