肺機能検査
肺機能検査は、マウスピースを口でくわえ、鼻や唇から息が漏れない状態で肺のいろいろな機能を診ます。検査時には、患者様の精一杯の呼吸をして頂くために、検査技師が大きな声で“ 吸って、吐いて”と声をかけたりしますので、患者様自身苦しい所まで頑張ってください。
・肺活量
・努力性肺活量
・最大換気量
・気管支拡張試験
・肺拡散能力
・機能的残気量
肺活量(検査時間:2分程度)
肺が一度に取り込める最大の空気の量を測る検査です。
実際の検査
1.安静呼吸から息を最大限まで吐きます。
2.吐ききったところで、息を最大限吸います。
3・これ以上吸えなくなったら、ゆっくり最後まで吐き出します。
途中でやめずに、最後まで吐ききってください。
努力性肺活量:フローボリューム曲線(検査時間:2分程度)
最大に吸気した状態から、どれだけ勢いよく息を吐けるかをみる検査です。
実際の検査
1.安静呼吸から息を最大限まで吸います。
2.その後、出来るだけ勢いよく、一気に、最後まで吐き出します。
ろうそくの火を吹き消す時みたいな感じで、勢いよく吐いてください。
最大換気量(検査時間:2分程度)
肺が、一分間に、最大どれくらい空気の出し入れが出来るかを調べる検査です。
実際の検査
10~15秒間、できるだけ深く、速い呼吸を続けてください。技師が“吸って!吐いて!吸って!吐いて!”と掛け声を掛けますので、それに合わせて行なってください。
気管支拡張試験(検査時間:15分程度)
気道の狭窄が可逆性であるかどうかを調べて、気管支喘息の診断に役立てる検査です。
実際の検査(肺活量、努力性肺活量の測定)
1.来室時の最大呼気速度気量曲線(フローボリューム曲線)を測定
2.気管支拡張剤(サルタノール)の吸入をして頂きます。
3.再度最大呼気速度気量曲線(フローボリューム曲線)を再度測定
薬剤吸入前後の数値を比較して、気道狭窄がどの程度改善されたのかを診ます。
※ 技師からのお願い
薬の効果を判定いたしますので、薬剤吸入前後の検査は、苦しいところまで最大の呼吸をお願いいたします。
肺拡散能力:DLco(検査時間:20分程度)
肺で酸素がどれだけ血液中に取り込まれるのかを調べる検査です。一酸化炭素が酸素に比べ、血液中のヘモグロビンと結合する能力が210倍強いことを利用
実際の検査
1.安静呼吸から息を最大限まではきます
2.一酸化炭素とへリウムの混合ガスを一気に最大限まで吸います
3.吸ったところで10秒間息を止めます(この間でガスが血液中に吸収されます)
4.10秒後勢いよく息を吐き出します
10秒間で吸収されたガス濃度の変化を診て拡散(取り込みやすさ)を判断します。
機能的残気量:FRC(検査時間:30分程度)
安静呼気(息を吐いたとき)に肺に残っているガスの容積を調べる検査です。
実際の検査
1.安静呼吸を3分程度
2.最大に息を吐ききり、続いて最大まで吸います、再度最大まで息を吐ききり、安静の息に戻り終了です。
安静呼吸時に測定機器と患者様の肺の中のへリウム濃度がどの程度薄くなったかで全肺気量を計算しその他の残気量、機能的残気量を計算します。











