核医学検査部門

kaku__001.jpg核医学検査とは、体に影響しない程度のごくわずかな放射線を出す放射性医薬品を静脈注射または経口投与します。そして体内の目的とする診断したい臓器や病巣へ集まった放射性医薬品から放出される放射線(ガンマ線)を、ガンマカメラと呼ばれる装置で検出し画像にして診断する検査です。放射性医薬品の中の放射線を出す化学物質を放射性同位元素(Radioisotope、ラジオアイソトープ):RIと呼んでいます。病院によってはRI検査と呼んだりしています。検査内容により注射後すぐに検査を行うものもあれば、時間、日数をおいて行うものもあります。注射する放射性医薬品は時間と共にどんどん体内から排出されていきますので、非常に安全で副作用等もありません。検査時間も検査内容により30分程度のものから1時間程度かかる検査、1日2回撮影する検査とさまざまです。
RI検査のなかで検査数の多い骨シンチグラフィは、全身の骨病変の広がりを診断するのに適しており、がんの骨転移の診断に広く利用されています。

PET(ペット)検査とは?

陽電子を利用したRI検査をPET検査といいます。ブドウ糖に良く似た性質を持つFDGという薬に放射性同位元素をくっつけた薬剤を注射し、全身を撮像して体内の薬の集まり具合を調べます。腫瘍診断の場合、腫瘍細胞は正常細胞にくらべて、より多くのブドウ糖を細胞内に取り込んで消費します。この性質を利用して、ブドウ糖が他の臓器より多く集まっている場所をみつけて病気の診断をおこないます。
PETは、「すべてのがんが早期発見できる」、「100%確実に診断可能」といった、夢のような診断法ではありませんが、1回で全身を検査できる優れた特徴を持っているため、予期せぬところに生じたがんや転移を、早期に発見できる検査として期待されています。
当院では2007年5月からPET検査を行っていますが、当院のPET装置は専用機ではなく、最近主流のPET/CT装置等と比べると画質が劣り、撮影可能範囲も狭くなっているため、健診目的のPET検査はおこなっておりません。

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